推敲の具体的な8つの方法
今回は、文章を書いた後に行う
推敲の方法についてお伝えします。
ポイントは8つあります。
①時間を置く
推敲するときは、
書き上げてから数日置くのがベストです。
僕の場合は、2~3日経ってから
改めて原稿と向き合います。
そうすることで、
書いているときには気づかなかった誤字や
文法の誤りなどに気づきやすくなるのです。
②日本語チェック
主語が抜けていないか、
「ら」抜き言葉になっていないか、
「てにをは」は間違っていないか、
etc.
日本語として誤りがないかチェックします。
ポイントは、
「完璧な日本語を目指す必要はない」
ということです。
基本は押さえる必要がありますが、
表現上、あえて崩した日本語を使うのであれば
修正しなくても大丈夫です。
③文章の構造チェック
文章の構造とは、カンタンにいうと
-
単語
文節
文
段落
文章
が集まったものを指します。
専門的な話になるので
細かな点は割愛します。
ここで主にチェックすることは、
- ・文章の構造に誤りはないか
- ・文章としておかしくないか
- ・すらすら読み進めることはできるか
ということです。
④冗長性の削減
冗長性とは、別の言葉で例えると
文章に無駄があるということです。
ようするに、
「シンプルでわかりやすくするために、
さらに短く書くことはできないか?」
をチェックして、
文章を修正していきます。
⑤文体の統一
よくある事例としては、
語尾を揃えることです。
-
「です、ます」
「だ、である」
一般的に語尾はこの2パターンですが、
「です、ます」を選択したなら、
語尾は最後まで「です、ます」とします。
これは「だ、である」の場合も同様です。
⑥表現の確認
ここでチェックすることは、
- ・よりよい表現はないか?
- ・もっとわかりやすくできないか?
ということです。
特に2つめの
もっとわかりやすくできないかについては、
細かく確認することが大事だといえます。
なぜなら、読者には通じない言葉や
表現になっていることがあるからです。
自分は日常で使っている言葉でも、
読者にとっては初めて知る言葉かもしれません。
判断が難しいときは、
辞書で調べたり、
周囲の人に聞いたりしてみてください。
⑦誤字脱字チェック
誤字脱字チェックは、
校正ツールなどを活用すると便利です。
ただし、ツールを使っても、
完全に誤字脱字を防ぐことはできません。
音読したり、
音声読み上げ機能を使ったりして、
何度もチェックすることが大事です。
⑧校正してもらう
もし可能であれば、
自分で推敲を終えたあと、
プロに校正をお願いするのも1つです。
そうすることで、
さらに原稿の質を高めることができます。
もし近くに校正者がいなかったり、
依頼する予算がなかったりした場合は、
何人かの人に読んでもらうことを
おすすめします。
複数名の人が読むことで、
誤りなどが見つかりやすくなるからです。
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